5月10日
今、遺産分割の調停中だというA子が、やはり弁護士をつけた方がよいと依頼に来た。 話を聞いてみると、生前A子の父親が書いていた遺言書の内容で、もめているという。せっかく遺言を書いていたのに、何でもめているのだろうとその遺言書を見せてもらうと、 「 1 今住んでいる土地・建物は妻にやる 2 農地はすべて長男にやる 3 長女と二女(A子)は協議して預貯金を仲良く分けなさい 」 とある。...
View Article5月20日
B子は離婚したいのに夫が同意しないため、離婚調停も不成立で終了し、B子から夫に対し、本裁判を提起した。 あくまでも離婚原因がないから離婚しないと頑張っている夫に対して、本人尋問をした。 私「あなたは、B子さんに対して暴力をふるっていますよね」 夫 「そんなことしていませんよ」...
View Article6月10日
1週間ほどパラオに行って来た。 たいていは、コロール島の浜辺でのんびりしたり、グラスボートで珊瑚礁を見に行ったりしたのだが、一日、ペリリュー島のツアーに参加した。 日本人のガイドは、元自衛隊にいたというだけあって、戦車や隊のメンバーに詳しく、とてもためになる説明だった。...
View Article6月20日
せっかくリオのオリンピックでメダルを狙えるバドミントンの選手が賭博をしていたということで資格停止になった。 しかし、よくわからないことが多い。 ヤミ賭博、違法賭博を開帳していた賭博場に通っていた他の客は、おとがめなしなのか、スポーツ選手にだけ厳しいのか。...
View Article7月10日
A男が上告審の依頼をしたいと事務所に来た。 A男は、慰藉料請求の訴をB弁護士に依頼したのだが、それが到底認められそうもない請求内容で、しかも、5000万円の請求。当然請求棄却(請求は認められない)の判決が出たが、それを不服として、A男の代理人であるB弁護士は高等裁判所に控訴したが、もちろん控訴棄却の判決。「まだ最高裁判所がある」という訳で、私に依頼に来たのだ。...
View Article8月10日
A社でB子を採用して入社させた時から、社内で盗難事故が頻発し、会社の更衣室で財布や時計がなくなったという苦情がたくさん寄せられた。 そこで、総務課長が内偵していたところ、盗まれた財布に入っていたはずのレシートがB子のゴミ箱から出てきたので、B子を詰問したが、罪を認めない。A社は、警察に被害届を出し、B子は、前科もあったことから逮捕勾留された。...
View Article9月10日
A男は、B子と婚約したが、だんだんB子のわがままな態度に嫌気がさし、B子もA男に対して、知り合った時のように優しくなくなったと非難し、喧嘩することが多くなったので、話し合いで婚約解消した。 それは良いのだが、B子は妊娠5ヶ月目であったので、問題が生じる。...
View Article10月20日
2016年9月ベルギーで初めて未成年者の安楽死が認められた。2014年にできた法律は、年齢制限がない点で世界初の法律だ。 隣国のオランダでは、未成年者の安楽死を認めているが、12歳以上に限定している。...
View Article11月10日
A子は、バーで飲んでいる時に隣の席の男にからまれ、口論となった挙げ句、顔面を殴られてケガをした。 A子は、相手の男を処罰してもらいたくて刑事告訴をしたが、民事的なお金の問題は解決しないので、損害金と慰藉料を請求すべく私の事務所に依頼に来た。 話し合いで決まるかなと思い、調停の申立をした。...
View Article11月20日
B夫は、妻の不貞が発覚したので、離婚することにした。 妻も浮気を認め、100万円をB夫に払って、離婚することになった。 さらに、B夫は、妻に次の要求を出した。 1 妻の浮気相手は、妻が勤める同じ会社の同僚であるので、妻は会社を辞めろ。 2 もう妻の顔を見たくもない。同じ街でバッタリ会うのは嫌だから、県外へ出て行け。 3 オレの○○姓は名乗らせない。姓を元の姓に戻せ。...
View Article12月15日
選挙で投票できる年齢が、20歳から18歳に引き下げられたことを契機に、「少年法が適用される年齢も、現在の20歳未満から18歳未満へ引き下げるべきだ」という議論が起きている。 少年法の年齢引き下げに関する世論調査によると、反対よりも賛成が多い傾向にある。その背景として、「少年非行が増加している。凶悪化している」という認識があるようである。...
View Article1月10日
いつからか、何でも受け身で言うようになったのか。 「今日の司会を務めさせていただきます○○です」は、まだ良い。 「資料は、机の上に置かさせていただきました」は聞きづらい。 国会の答弁を聞いても、「視察させていただいた」、「負担させていただくことを検討させていただきたい」等々。なぜ断定的に「視察した」、「負担することを検討したい」と言わないのだろう。...
View Article1月20日
夫婦の間で離婚話が進んでいるが、子どもに、それをいつどのように話すのか、悩んでいる人が多い。 別居していても、「お父さんは、いま遠いところにお仕事に出掛けていて、しばらく帰って来られないの」と言ったり、いま大切な受験時期だから、受験が終わったら話そうと思ったりする。 A子も意を決して、小学校5年生の女の子に話をしたら、ケロッとして「シングルマザーだ、頑張れ」と言われて、ホッとしたという。...
View Article2月10日
この冬、知人、親戚、何人もの人が亡くなった。お通夜やお葬式にもずいぶん出席した。 以前は、畳の上に正座して何十分もお経を聴いているのが辛かった。最近は、イス席が多く、痺れたりする辛さはなくなったが、長いお経には閉口する。私は、特定の宗教を持っておらず、お経の文言を解する能力などまるでない。 そこで、私は、考えた。...
View Article3月20日
建築・修繕トラブルが多い。 原因は、最初にきちんとした契約書を作っておかないからだ。また、最初に契約書を作っても、途中で修正や追加工事が発生すれば、それについても、契約書を作ることが必要だ。 A建設会社の社長が相談に来た。...
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